自己分析編その2 能力(強み)を知る
自己分析って何ぞやという、「自己分析編その1」の続きです。
前回は、自己分析をやるときに、分析する6つのポイントと、そのうち過去の経験を知るポイントについてお話ししました。
前回の記事⇒自己分析編その1 過去の経験を知る
今回は、6つのポイントのうち、「能力」のポイントについてお話しします。
★6つのポイント★
①これまでの経験:職務経歴や具体的に行った業務内容。
②能力:「〇〇スキル」「〇〇力」と表現されるもの。←今回
③パーソナリティ:性格や資質のこと。
④価値観:職業を選択する際なにを重要視するかということ。
⑤自分の置かれている環境:自分の職種の需要はあるか、家族の状況はどうかなど。
⑥コミュニケーションスタイル:がつがつ意見を言う、相手の意見に従うなど。
「能力」について
能力(スキル)は、「〇〇スキル」「〇〇力(りょく)」と表現されるものや、自分の「強み」のことを指します。職務経歴書の自己PR欄や、面接でも伝える機会が多いので、ぜひ一度言語化しておくといいなと思うポイントです。
スキルというと、ある職業に必要とされる、テクニカルスキル(専門知識・専門分野に関する能力)が重視されがちです。しかし、テクニカルスキルと同様に、コンセプチュアルスキル(概念化能力)、ヒューマンスキル(人間力)も、テクニカルスキルと同等(もしくはそれ以上)に重要なスキルで、自分の強みと認識するべき部分です。
テクニカルスキルとは、特定の職業・職種に必要とされる、専門的な知識やスキルや、ビジネス上の汎用的なスキルのこと。
例:経理、マーケティング、人事、プログラミング、ビジネスマナー 等
コンセプチュアルスキルとは、具体的な事象を抽象的に捉えたり、論理的に物事を考えたりするスキルのこと。
例:ロジカルシンキング、問題解決能力、計画能力、経営・企画能力、意思決定力 等
ヒューマンスキルとは、対人関係能力とも言われ、いい人間関係を築くために必要なスキルのこと。
例:リーダーシップ、交渉力、コミュニケーションスキル、協調力 等
カッツ教授という人が考えた、管理者に求められるスキルモデルがあり、「カッツモデル」と呼ばれています。
カッツモデルでは、レイヤーが上層部になるに従い、よりヒューマン・コンセプチュアルスキルが必要とされるようになるという考えを提唱しました。

これを見てわかるように、テクニカルスキルはもちろん重要ですが、立場によって必要とされるスキルが異なるため、特定のスキルに優位性があるというわけではないのです。
ここでのポイントは、「自分の強みを言語化すること」!!
「自分の強みが分からない」「自分には人に話せるような強みがない」と思っている人は、強みがないのではなく、強みを言葉に表現できていない場合が多いと思います。
自分の能力、強みを「〇〇力」と表せる語彙が増えると、意外といっぱい持っていることに気づくと思いますよ。
カッツモデルの他、経済産業省が発表している「3つの社会人基礎力」も言語化の手がかりになります。
能力を知るには?
とはいえ、いきなり自分で調べて、自分の能力を測るのも難しいものです。そこで、自分の能力を知る方法として、テストを受ける方法があります。
ハローワークや、東京であれば「東京仕事センター」へ行くと、自分がどんな能力に優れているかを調べる厚労省のテスト(一般職業適性検査)を受けることができます。
しかし、実際足を運んだり、職業紹介を受けることが前提になるので、ただテストを受けたい、自己分析をしたいというだけだとなかなかハードルが高い・・・
そこで、家でもできる方法を2つ紹介します!
1.ストレングスファインダー(有料)
専用の本を購入するか、もしくはウェブサイトにアクセスし、テストを購入することで受験できます。
ウェブサイト(ギャラップ社):https://www.gallup.com/cliftonstrengths/ja/home.aspx
34の資質のうち、自分がどの部分に優れているのかを知ることができます。
2.グッドポイント診断(無料)
リクナビNEXTが提供している、ストレングスファインダーの要素を取り入れた強み診断ツールです。リクナビNEXTに会員登録後、無料で受験することができます。
グッドポイント診断:https://next.rikunabi.com/goodpoint/
長くなってきたので、今回はこのへんで。
次回はパーソナリティについてお伝えします。
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