【キャリアデザイン】「転機」を活かすキャリア設計

「なぜ、今の仕事をしているんだろう」

「これからのキャリアをどう計画すればいいんだろう?」

将来、自分がどうなっていたいのか、どんな風にキャリアデザインをするのかに迷うことはありませんか。

今後のキャリアの道筋を考えるために、これまでのキャリアを振り返ることはとても役に立ちます。

一方、そういった「キャリアの棚卸」を使用と思っても、どこから、何を棚卸していいか分からないという方もいるのではないでしょうか。

キャリアの振り返り方は様々ですが、今回は「転機」に着目する方法を実践します。転機を味方につけるキャリア開発を知り、今後のキャリアについて考えてみましょう。

キャリアの転機を振り返る

過去を振り返った時、人生の節目となるような「転機」が何度かあったのではないでしょうか。

キャリアの転機は、外部要因により偶然もたらされたり、意図的に変化を起こしたりすることで訪れます。

まずは、そんな「転機」を思い出してみましょう。

①人生のターニングポイントとなった転機を思い出す

<転機の例>

■偶然もたらされる転機
・上司が変わる
・異動を命じられる
・転勤になる
・事故に遭う
・健康を害する
・親が病気になる

■意図的に作り出す転機
・転職する
・異動を申し出る
・新規事業を提案する
・仕事で成功を収める
・留学する
・結婚する/離婚する
・子どもを授かる
・移住する
・起業する
・仕事を辞める
・人に出会う
・本を読む

様々な要因によってもたらされた転機を思い出しながら、その時の自分を振り返ってみましょう。

仕事や年収、居住地などの外部環境への変化や影響と、自分への内面の変化や影響を振り返ります。

②転機によってもたらされた変化、影響を振り返る

・転機の前後でどんな変化があった?(一緒にいる人、仕事、役職、年収、生活環境等)
・転機がおとずれた当時、自分はどう感じていた?
・転機がおとずれた当時、自分はその転機にどう判断、意思決定、対処した?
・今振り返ってみて、その転機を自分はどう捉えている?

振り返れたでしょうか。

転機は、人生で一度とは限りません。人生の分岐点になったと思える出来事がいくつかあった場合は、それぞれについて同じように振り返ります。こうすると、いくつかのターニングポイントと、それにまつわるいくつかの自分のストーリーが浮かび上がります。

③ストーリーをつないでみる

このように過去の経験を洗い出すと、自分のターニングポイントとなった小さな「キャリアストーリー」がいくつかできるはずです。それらのストーリーをつないで、一つの大きな物語にしてみます。

物語は、今まで自分が生きた人生です。

転機をもとに、これまでの人生を大局的な視点から見ると、自分の意思決定の傾向や、過去なぜこのような選択をしてきたのか、俯瞰して振り返ることができます。

もし、この物語にタイトルをつけるとしたら何になるでしょうか?

本のタイトルのようなものでも構いませんし、何か共通点から「テーマ」を導くのでも構いません。

私の人生って、「〇〇な人生だったと思います」という形でアウトプットできるか、考えてみましょう。

④ストーリーを人に語る

できれば、この振り返りとストーリー作りを2人で行い、つくったストーリーを話してみるとより理解が深まります。心理学にける「ナラティブアプローチ(語りによるアプローチ)」という手法においても、語ることで過去の経験を捉えなおすことができるとされています。

人に話そうとすると、まとまりのなかった経験や物事を、整理しようとします。時系列や、経験の分類など、具体的な経験を、何かの概念でまとめようとするからです。

このことからも、人に語ることは自分の経験の整理に役に立つことが分かります。

今後のキャリアを考える

過去の経験の振り返りを通じ、これまで自分が生きてきた人生を俯瞰してきました。今度は、これからどんな人生にしていきたいか?を考えます。

「転機」はコントロールできるものと、できないものがあります。

コントロールできる転機について、これから起こるイベント(結婚や留学、引っ越しなど)を、いつごろそれを実現したいか考えながら将来のスケジュールに入れてみましょう。

コントロールできない転機について、過去の振り返りの中で自分がどのように対応してきたか、今後どんな対応ができそうかを考えます。

「転機」に直面した際、その転機を乗り越えるために利用できる力のことを「リソース」と呼びます。

米国にあるキャリアカウンセリングの専門家の団体、「NCDA」(全米キャリア開発協会)の会長を務めたことのあるシュロスバーグ氏によると、リソースには次の4つ「S」があると言われています。

①状況(Situation)
②自分自身(Self)
③周りの支援(Support)
④戦略(Strategy)

①状況(Situation)は、転機をどうとらえるか(どう評価するか)を意味します。コップに水が半分は言っているという事象に対して、「もう半分しかない」と捉えるのか、「まだ半分もある」と捉えるのかでは評価が異なります。

②自分自身(Self)は、振り返りでも行った、転機に対し自分がどう対応できるかを意味します。転機に対しどう対処し、行動するかは転機がどう影響するのかを大きく左右します。

③周囲の支援(Support)は文字通り周りからどのようなサポートを得られるかということを意味します。知人や家族がサポートになるかもしれませんし、第三者機関に支援を依頼することもできるかもしれません。どのようなサポートを利用できるかを知っておくことが重要です。

④戦略(Strategy)は、これらをもとに転機に対してどのように対処していくかの戦略を立てることです。「事故に遭い、会社へ通勤できなくなった」としたら、転職するのか、在宅で仕事ができるよう会社に交渉するのか、等の戦略が考えられます。

転機は自分の人生のストーリーに新たな展開をもたらす

意図するものも、意図しないものも、これからも様々な転機が訪れます。

先ほどの「4つのS」を提唱したシュロスバーグは、変化を活かせる人には次の3つを持っているといいます。

1、豊かな選択肢 : 転機を乗り越えるさまざまな方法を知っている
2、豊かな知識:自分のことをよく理解している
3、主体性:転機を乗り切るための4つのリソースを主体的に活用できる

過去の振り返りや、ストーリーを伝えること、対話することを通じて、自分の理解を深め、過去の捉えなおしをすることでポジティブになり、他の人がとった選択肢を学ぶことができます。

これからのキャリアデザインに、ぜひ「転機の振り返り」をやってみてください。

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